念願の全日本初優勝を挙げたSUGOラウンドから約一ヶ月。
ポイントリーダーとして迎える第6戦は、チームのホームコースである岡山国際サーキット。
徳留自身、走行会を開催するなどTIサーキット時代から慣れ親しんだ相性の良いサーキットである。
サーキットの特徴はアップダウンに富んだ低中速コーナーが続く難しいレイアウト。
過去2年間、ドライの予選ではコースレコードをマークするほど愛称は良いが、決勝は共に雨に見舞われていた。
2週間前に行なわれた合同テストでは、相変わらず一歩抜きん出ており当然のようにトップタイム。
レースウィークの金曜日に行われた午前のフリー走行では、テストのベストタイムのコンマ5秒落ちの1’37秒中盤で周回しトップタイムをマークし好調ぶりをアピール。
しかし、午後の走行では走行開始序盤のペースの上がっていない段階で原因不明のハイサイドによる激しい転倒を喫してしまう。
この転倒によりマシンは破損箇所が多く、徳留も腰を強打するなど波乱のスタートとなった。
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