2014 オートポリス



第8戦(GP−3クラスは6戦目)は三重県鈴鹿サーキットでの開催。

昨年は首の怪我で後半2戦を欠場。鈴鹿サーキットを走るのは自身2年振りとなる。
徳留はここまで苦しみながらも全戦でポイントを獲得し、尻上がりで調子を上げ最終戦を前にシリーズランキング4位につけている。
残念ながらチャンピオン獲得の可能性は無くなっているが、3位の鳥羽と4ポイント差、5位の作本とは1ポイント差と僅差の戦いとなっている。
最終戦を前にし、岡山ラウンドでの足回りのトラブル対処を始め、出来る限りの準備を行った。
レースウィークの合同走行では、今回もブリヂストンの市販タイヤV02が高いパフォーマンスを発揮。
徳留はトップからコンマ4秒差の2‘19“764で6番手タイムとなっている。


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公式予選1回目
朝からあいにくの空模様。小雨の鈴鹿サーキットは全面ウエット。40分1回の公式予選は全車レインタイヤでのタイムアタックとなった。
路面の状況を確認しながら序盤から好タイムを刻み、7周目には1’37”239をマークし6番手につける。

翌周、更に好ペースを刻み最終コーナーを駆け降りて来るところで何とレッドフラッグの掲示。転倒車が出た為一旦中断となる。
1秒ほどタイムアップしていたにも拘らず無効タイムとなってしまった。
赤旗提示直前で徳留の順位は8番手。残り10分を残し予選は再開されたが雨が激しくなり、コースコンディションは悪化。
水浸しとなったコースでそれまでのタイムを更新出来るものは無く、結果8位で予選終了。3列目からのスタートが確定となった。
明日の決勝は天候が幾分回復する見込みとなっており、ドライでのレースも視野に入れ優勝を目指したいところだ。


公式予選2回目

迎えた決勝日。夜半まで降り続いた雨は上がってはいるが路面はウエット。
ST600とJSB1000のウォームアップに続きGP−3の走行は朝9時から開始。

徐々に回復するコンディションの中2’30”002で8番手タイム。


☆決勝レース☆ 14周  路面コンディション ドライ 

2年ぶりとなる鈴鹿サーキットのスターティンググリッド。ドライ宣言となってはいるがコースは完全に乾き切らないハーフウエット状態。
午後12時半J−GP3クラスの決勝がスタート。
3列目中央から抜群のスタートを決め、山田、ポールの小室に次ぐ3番手で1コーナーへ進入。2コーナーで宇井にかわされ4位。
ヘアピンとスプーンで九州若手の岩戸・作本に先行され6位に落ちるが、バックストレートエンドとシケインで3台をパスし宇井、小室に次ぐ3位で1周目のコントロールラインを通過。

2周目オーダーは変わらず宇井、小室、徳留と続く。3周目に作本、4周目にはチームメイトの山田がそれぞれトップへ入れ替わり、5周目には大ベテランの菊池がトップ。そこで徳留が見計らったかのように1コーナーでこれをパスしトップに浮上。
そこからレースを徳留が積極的にリードし続ける。特に東コース区間では他を圧倒しているが、スリップストリームを使われる西コースで差を詰められる展開。


一時は13台まで膨れ上がったトップ集団を1秒以上リードし終盤戦を迎える。残り2周となった130R。徳留がペースアップの際ウエットパッチの残る130Rで大きくスライド。転倒は免れたが体制を整える間に鳥羽に先行される。そして迎えた最終ラップ、鳥羽とトップを入れ替えながら西コースへ。バックストレートエンドで徳留がスリップストリームから鳥羽をパスし130Rへ進入。

しかし濡れた路面で前後のグリップを失くし失速。若手の鳥羽、岩戸、大久保に先行を許す。シケインを立ち上がり鳥羽が若干先行。その後ろで最終コーナーまでに3ワイドとなりゴールラインになだれ込む。モニターでは一時徳留が3位と表示されるも、写真判定の結果大久保に次ぐ4位となった。
白熱した鈴鹿の最終戦は、小排気量クラスならではの大バトルがハイスピードで展開されシーズンを終了した。
徳留の年間ランキングは4位に決定した。

徳留真紀のコメント

勝てなくて残念です。
今回はスタートもバッチリ決まり序盤からいいポジションで周回出来ました。ただ路面が完全に乾いていなかったので、最初は様子を見ましたが前のペースが上がらなかったので、トップに立ってどんどんペースを上げて行きました。東コースは特に速く走れ、乾き切らない場所が多かった西コースでは敢えてそこが攻め場所と攻め続けました。
ラスト2周さらにペースを上げましたが、最後まで乾かなかった130Rで大きく滑ってアドバンテージを失い鳥羽選手に先行されました。ラストラップのバックストレートエンドで計算通りトップに立ちましたが再度130Rで今度は前後タイヤを滑らせてしまい再び失速。更に2台に抜かれコントロールラインまでの加速勝負でもわずかに及ばなかったようです。
悔しいですが攻めの走りに徹することが出来るほど僕自身も乗れてたし、メカさんのお蔭でマシンも調子良かった。
皆様の応援ご協力のお陰でシーズン後半戦にかけて調子を上げることが出来、無事にシーズンを終えることが出来ました。

皆様のサポートと応援に心から感謝致します。