2014 オートポリス



今年もTome team PLUSONEからJGP−3クラスにフル参戦が決定。チャンピオンを目指す。
シーズンオフのテストは3月末にもてぎで初走行。オートポリスでの事前テストには参加しなかったが、開幕直前に鈴鹿サーキットで確認テストを行った。
昨年に引き続きここ大分県オートポリスサーキットでの開幕戦。
既に一週間前に鈴鹿で開幕したJSBクラスも合わせて全4クラスの開催となる。
九州鹿児島出身の徳留にとってホームレースでありシーズンを占う大事な一戦。毎年のように優勝争いを繰り広げている得意なサーキットでもあり期待が高まる。
阿蘇の外輪山に位置するオートポリスは標高も高く、天候に悩まされることの多い場所ではあるが、この週末は終始安定したレース日和となった。
レースウィークの金曜の合同走行では、一年ぶりに走るコースでのマシンセッティングに終始した。


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ブリヂストン
HONDA
HONDA



公式予選1回目
40分1回の公式予選。
金曜からマシンの車体セッティングを変更したことで、予選開始早々好タイムで周回する。
15分が経過した頃にピットへ戻り、違うタイプの前後タイヤへ交換しコースイン。
昨年後半から使用するブリヂストンの市販タイヤはオートポリスでも相性が良い様で徳留のペースも上がる。
トップタイムは1’57秒台。徳留は58秒半ばまでタイムを上げフロントローを目指すが、
ペースを掴んできた予選終盤に大集団に追い付いてしまうことになってしまい、結果タイム更新はならず。
1’58”435で6番手、2列目のスタートとなった。


公式予選2回目

迎えた決勝日。この日も好天に恵まれたオートポリス。
集団でのレース展開も視野に入れ、予選からファイナルレシオの変更と燃調の変更を行いコースイン。
しかし、良い結果は得られず1’59秒留まりの7番手タイム。


☆決勝レース☆ 14周  路面コンディション ドライ 

遂に迎えた開幕のレース。
地元九州だけあって沢山の応援団も駆けつけている。

2列目イン側から好スタートを決め3番手で1コーナーへ。
3コーナーで國峰に先行され4番手に落とし1周目は4位で通過。2周目には栗原をパスし3位に上がる。


予選タイムを上回る1’57秒半ばまでペースを上げトップの2台に喰らいつくが、ペースを維持することが出来なくなり4周目には栗原に先行され4番手。
トップ真崎と國峰の2台は57秒で周回している為、1周に1秒近くずつリードを広げられる事に。
栗原のペースも上がらず、逆に後方から水野・菊池・古市の3台が急接近。7周目に栗原をパスし3位に上がるが、翌周には水野と栗原にパスされ5位。
3位争いは完全に5台のパックとなった。引き離せるだけ抜きん出ている者は無く、スリップストリームを使い合ったバトルが続くことになった。

11周目には水野が後退し徳留は4位をキープするが、13周目の1コーナーで栗原をパスしたと同時に、クラス最年長の菊池にパスされる。
続く3コーナーでは菊池を間髪入れず抜き返し、3位に上がったと同時に集団を引き離すべくペースアップ。
迎えた最終ラップ。ホームストレートを3位で通過する。しかし1コーナーで栗原にパスされる。要所で逆転のアタックは試みるが順位を入れ替えることは出来ずにいた。
最終コーナーでもインを塞がれ、渾身の加速を試みコントロールラインまでの短いストレートで横並びとなるが、僅か0.034秒届かず悔しい4位フィニッシュとなった。
徳留真紀のコメント

悔しいです。
スタートが決まり序盤から良いポジションに着けられましたが、トップ争いはワンステップ上のペースで置いて行かれました。
後半になってようやく走りのリズムが掴めてきましたが、セッティングとライディング共に準備不足でした。
3位争いのバトルで最終的に負けてしまったことも悔しいですが、トップとのタイム差を次回は取り返すことが出来るように頑張ろうと思っています。

10年のブランクも感じさせず頑張ってくれているメカさんと、助っ人で来てくれている若手メカのお蔭でいいレースが出来て良かったです。

また、皆様のサポートと応援のお蔭で今年もこの舞台で戦えることに心から感謝致します。