2008 第二戦筑波サーキット

全日本選手権第6戦、J-GP3の5戦目は、2週間前にMOTO GP世界選手権が開催されたばかりの、栃木県ツインリンクもてぎでの開催。

岡山のレース前に行われたテストではまずまずのタイムで走れてきていた。

これまで車体のセッティングに試行錯誤し、チャタリング発生の大体の原因と対策方法がようやくわかってきた。
そして岡山戦終了後、マシンのシャーシを見直しもてぎ入りした。

金曜日に行われたART合同走行では6番手とまずまずの走り出しとなっている。

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ツインリンクもてぎ
HONDA

オートポリス!
 
予選開始は普段より早い8時過ぎから。気温も路面温度も20度そこそこ。

J‐GP3の予選は、岡山と同じように通常選択するタイヤのグリップが上がらない状況。
他車はいつも以上に柔らかめのタイヤを使用する中、徳留はレースで使うであろう通常コンパウンドのタイヤを装着し予選開始。

40分間一回のみの予選ではグリップ感と共にぺースもなかなか上がらず、金曜日の自己タイムさえ上回わまれない。

終盤にはようやくペースが上がり始め、遂に予選最終ラップには自己ベストタイムを更新するペースでアタックを開始。
しかし、運悪くペースの上がらないライダーにコース最終区間で前を塞がれタイム更新ならず。

またも残念な4列目12番手で予選終了した。

とにかくタイヤのグリップを得られないことでタイムやセッティング出しにも影響が出ている。
決勝日の気温もそれほど上がらないとのこと。

レースに向けてはもうワンランク柔らかめのタイヤを使う事に決めた
 
2009年4戦目は岡山国際サーキット!
  レース周回数は12周と短いため、後方からの追い上げに序盤からペースを上げる必要がある。
8時からのウォームアップセッションでは、レースで使う事になったタイヤの感触を掴む事に徹し周回を重ねた。
 
2009年4戦目は岡山国際サーキット!



 

清々しい秋晴れに恵まれたツインリンクもてぎ。

4列目アウトサイドが今回のスターティンググリッド。
マシンの調子も良くなってきており、どこまで追い上げられるか期待がかかる。

午前10時過ぎJ-GP3のレースがスタート。

何とスタートに失敗し、16番手あたりと順位を下げてしまっていたが、中団の一台が転倒しマシンとライダーがコース上に残ってしまったため、レースは一周を回ることなく赤旗中断となる。

仕切り直しとなった2度目のスタートはまずまず。1周目を11位で通過。

そこからぐんぐん追い上げ、2周目に8位、5周目に6位、7周目に5位!これまで燻っていた走りを払拭する気迫の入ったライディング。
さらに数秒前を行く4台でのトップグループより速いタイムで追い上げる。

しかし後方で付いてきた若手に抜かれ、4台での抜きつ抜かれつのペースが落ちる悪循環に陥る。

残り3周となったレース。再度グループのトップに立った徳留は、抜き合いでトップ争いにこそ離されたが、後続を見事に振り切り、今年ベストレースの5位でフィニッシュ!

もてぎ戦終了時点での年間ポイントランキングはランキング7位と同ポイントの8位。

マシンの状態はメカニックの頑張りのお蔭で確実に向上してきているし、徳留本来の走りも復活してきた。

鈴鹿では優勝争いに復活出来るか?

次戦は遂に最終戦。10月30・31日鈴鹿サーキットでの開催だ。

 

徳留真紀のコメント

 

久々にレースらしいレースが出来て嬉しいです。
チームスタッフのみんな、いつも応援・協力してくれている皆さんにお礼が言いたいです。
そして今回のもてぎ戦のスポンサーさんの前で良いレースが出来たことは良かったです。

マシンもようやく戦える状態にまで来ました。

予選まではなかなか調子が上がらず苦しみましたが、メカニックが常に前向きに頑張ってくれたお蔭だと思います。

前回の岡山では追い上げの後、順位を落としてしまいましたが、今回は気持ちを前に出せた走りが出来、ベストラップをマークしながら追い上げられました。

トップ争いは見えているので、事前テストや練習の段階から良いペースで走れるよう組み立てて行こうと思います。

今年も遂に鈴鹿で最終戦となりますが、出来る限り勝ちを狙って頑張ります。