2008 第二戦筑波サーキット

2010年も遂に最終戦を迎えることになった。
全日本選手権の最終戦 MFJ-GPは三重県鈴鹿サーキットで開催。

鈴鹿市内に住む徳留ではあるが、昨年はレースに出場しておらず鈴鹿を走るのは2年振り。
事前テストではマシンの調子も上がって来た事で、他車に比べても遜色ないタイムで走れている。

ただ週末は台風14号が日本列島に接近しており、土曜の午後にかけて東海地方に最も接近するとのことから、予選当日の天候が心配される。

ドライコンディションで行われた金曜日のART合同走行は、午前4番手・午後8番手とまずまずの走り出しとなっている。

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鈴鹿サーキット
HONDA
オートポリス!
 
心配された台風の直撃こそ無かったものの、ウェットコンディションとなった予選日。

風もほとんどなく10時過ぎから予定通りGP-3クラスの予選が開始された。

レインコンディションではあるが雨は既に止んでおり、予選が進むに連れ路面の状況は変化し、特に西コースでは徐々にライン上が乾いていく部分も出てきている。

徳留は路面の状況とフィーリングを掴みながら徐々にペースアップ。残り10分となった頃には5番手あたりに順位を上げていた。
しかし予選終盤には転倒者が続出。各所でイエローフラッグが掲示され、不運にも大事な所で前のライダーを抜けずじまい。
余力を残しながら3列目9番手で予選を終えた。
 
2009年4戦目は岡山国際サーキット!
  台風一過の秋晴れとまではならないが、好天に恵まれた日曜の鈴鹿サーキット。
路面のコンディションはドライとなった!
 

  予選のレインセッティングから、ドライセッティングへ戻し、決勝のタイヤチョイスも金曜に使ったタイヤよりワンランクソフトなタイヤへ変更。
朝のウォームアップ走行では、決勝レースで使うタイヤの皮むきを2周行った。
その後ピットへ入り、前後ユーズドのスリックへ交換し再度コースイン。
2周目に2’22”599をマークし、9番手で朝のウォームアップセッションを終了。
 
2009年4戦目は岡山国際サーキット!



 

3列目インサイドが今回のスターティンググリッド。
マシンの調子も良くなってきており、どこまで追い上げられるか期待がかかる。

12時過ぎ、今年の集大成、J-GP3のレースがスタート!

もてぎと同様スタートに失敗。12番手あたりに順位を下げてしまっていたが、コントロールラインは10位で通過。

そこから追い上げ、2周目に9位、3周目に7位、4周目に8位に落ちるが翌周には再度7位へ。トップ集団の後方につけており何とか喰らい付いていきたい所。

しかし6周目には一気に9位へ後退してしまう。この頃からトップグループに徐々に離され始める。
7周目にはトップグループの2台がシケインで接触し転倒。
そのマシンがコース上に残る形となり、ラインを変え回避している間にトップグループとのギャップは更に広がってしまう。
そして9周目には2台を一気に抜き去り5位へ浮上。

残り3周となったレース。トップグループから遅れ、単独走行となった4位の仲城選手までは2秒以上。
5・6台での5位争いのトップを走る徳留は、さらにペースを上げ後続を振り切りにかかる。
周ごとにタイムを上げ引き離し、集団のトップの5位で最終戦のチェッカーを受けた。

年間ポイントランキングは前回より1つ上げ、2010年ランキング7位となった。

 

徳留真紀のコメント

 

最終戦なので優勝・表彰台と狙っていましたが、スタートミスで出遅れてしまい、それが後まで響きました。

僕のマシンは西コース全体では相性が良く、またストレートも良く走っていましたが反面、東コースのS字区間で苦労していました。

中盤までトップ争いに追い付く所までは良かったのですが、その後ついて行けなくなり、また転倒した車両にコースを塞がれた事もあって更に離されてしまいました。

最終的に5位争いとなったものの、S字区間の旋回性も終盤になって良くなり、後続を引き離すことは出来ました。

しかし、表彰台に届かず残念です。

今年は新たにチームアライアンスを立ち上げての参戦となり、短期間での体制づくりに沢山の方々に応援・協力して頂きました。
中盤戦までマシンの調子が上がらず苦しみましたが、チームのみんなが常に前向きに頑張ってくれたお蔭で、何とか終盤戦には調子も上がってきました。

ランキングは7位となりましたが、僕にとって相性の良い数字なので来年は期待が持てます。

来シーズンについてはまだまだこれからですが、開幕戦からいいレースが出来るよう、これから体制造りに頑張って行きます。

今シーズンは皆さまの応援・協力頂きありがとうございました。

今後とも宜しくお願い致します。