2008 第二戦筑波サーキット

J-GP3クラス第2戦目は茨城県筑波サーキットでの開催。

ポイントリーダーとして挑む後半戦。
徳留にとって以前から相性の良いSUGOでの戦いに注目が集まる。

スポーツランドSUGOは、標高も高く自然の地形を利用し起伏に富んだコースレイアウト。 上り下りの中に比較的曲がり込まない中高速コーナーのあるのが特徴的である。 特に極低速の最終シケインからの10%登り勾配のホームストレート中間までは空しか見えないほどである。

激戦となったもてぎのレース後、ここSUGOで2日間テストを行った。
ライバルマシンとの差を埋めるべくバージョンアップパーツのテストでもある。 しかしマシン本来のポテンシャルを引き出すことが容易ではない。

レースウィークの金曜に行われたART合同走行でも引き続きテストを続けたものの、芳しい結果を得られず 結局元の状態に戻して土曜の予選に挑むこととなった。


MFJ ONLINE MAGAZINE
ブリヂストン
HONDA
スポーツランドSUGO
公式予選1回目

徳留真紀公式予選

 

真夏のSUGO。
8月末ではあるが、東北でも残暑は厳しく、気温も楽々30度を越えている。

40分の1回予選。

旋回性の向上を図るため、足回りのセッティングを大きく変更。フロントの車高をこれまでより下げ、その確認作業から徐々にタイムアップを図る。

更にリアサスのプリロードを強めにセットするなどセッティングを行い、残り10分リアタイヤを新品に交換しピットアウト。

残り2周の段階で1’35秒台に入れ、ラストラップには1’35”381をマーク。 ポールの長島から1.7秒差で2列目4番手グリッドが確定した。 

タイム的にも長島が一歩抜きんでいる状態ではあるが、決勝でもてぎの様にいいレースが出来る様、マシンの状態を良くして行きたいところだ。

公式予選2回目


朝8時からのウォームアップ走行。
もてぎと同様、決勝レースに向けてタイヤの皮むきを1周行ないピットイン。
予選で使ったタイヤへ交換し再びコースイン。更なるマシンのセット変更を確認しながら、1’36”4で8番手で終了。
☆決勝レース☆ 15周  路面コンディション ドライ 







午前10時半 J-GP3のレースがスタート。
徳留はまずまずのスタートで5番手で1コーナーへ進入。
バックストレートで山本にかわされ1周目のコントロールラインを6番手で通過。
更に2周目の最終コーナーからの10%登りで國峰にパスされ7番手に落ちる。4周目には亀井にパスされ8番手に落ちるが、5周目には挽回し7位に上がる。マシンの状態が良くないのか、徳留のペースは予選タイムを下回り、トップ争いに付いて行けない状態。
中盤以降、4秒ほど前を走る國峰と森の5位争いとの差をじわじわと詰めていく。

しかし8周目、背後にいた菊池にバックストレートエンドで先行を許してしまう。
徳留はペースの上がらない菊池をすぐさま抜き去るが、再度ストレートエンドで抜きかえされる。
このバトルのお蔭で詰めかけていた差が逆に広がってしまう。

9周目の1コーナー進入で菊池を強引に抜き去り振り切りに掛る。
じわじわと引き離し再び5位争いとの差を詰めていく。
15周目には最終のシケインで4位を走っていた山本が転倒し6番手に上がる。

終盤ペースを徐々に上げる事に成功したが、周回遅れに前を塞がれる等、最終的に追い詰めきれず2秒差での6位でチェッカー。

年間ランキングは仲城に逆転を許し3ポイント差の2位となっている。

次戦は9月8・9日地元九州オートポリスでの開催だ!

徳留真紀のコメント
チームで相談しながらテストを行ってきましたが、非常に大変なレースウィークとなってしまいました。
一回の走行をマシンテストで満足に走れなかった事が遅れの原因なので、今後はもっとマシンセッティングやコース攻略と、レース自体に集中したいです。
次戦はオートポリスです。相性がとても良く大好きなコースです。
地元九州という事で、ターニングポイントとして絶好のロケーションなので是非とも勝ちたいです。
マシンとライダーのポテンシャルを100%以上引き出せるように頑張ります。
皆様の声援引き続き宜しくお願い致します。