昨年J-GP3クラスでポールスタートから2位以下に約17秒の大差をつけ完全優勝を挙げたツインリンクもてぎが舞台。
ツインリンクもてぎは、複数のストレートを比較的小さいコーナーで繋ぐストップ&ゴーのレイアウト。
フルブレーキングでの安定性とストレートへ向けての加速のしやすさが特に重要なコースである。
秋にはMOTOGP世界選手権が開催されるなど、関東地方のモータースポーツの中心的な存在でもある。
徳留は雨の菅生ラウンドを7位で終え、J-GP2マシン、SPEED UPの走らせ方とセットアップの方向性を掴み始めていた。
そして、SUGOのレースの2週間後に行われるもてぎでのテストまでに、マシンのネガティブな部分を少しでも解消しようとマシン改良の為走り回った。
もてぎでの事前テストではライディングとマシンのセッティングで試行錯誤しながらも、トップとのタイム差も少しずつ詰めてきており、まずまずの結果となった。
同じく好天に恵まれたレースウィークに入ると、テストではそれほど起こらなかったマシンのウォブリング(振られ)に悩まされる事となる。
トップとのタイム差は徐々に詰まってきているが、更なるタイムアップの為に対策を練らなければならない。
今年初のドライコンディションでのレースとなりましたが、スタートで大失敗してしまいました。何時もと違いクラッチを切ったままスタートを待っていた為にミートの際クラッチの繋がる感じが変わり、ウイリーしてしまい加速で遅れてしまいました。
ほぼフルタンクでの序盤は特にブレーキングが難しく急速な追い上げが出来ませんでした。最終的に追い付いたグループを振り切ることが出来、8位となりました。
スタートでの失敗が無ければもっと前で走れていたと思うし、色々比較も出来たと思うので残念ではありますが、予選でトラブルが出てくれたのは不幸中の幸い。ある意味救われました。
まだまだマシンは速く走れる状態ではありませんでしたが、走らせ方とセットアップの今後の課題 がまた見えてきました。
次は地元九州のオートポリス。勿論得意なサーキットですし、先週行われた事前テストでは走り込みと共にマシンのセットの方向性も探れたし、コースとマシンの相性も良いのではないかと思いました。
いつも応援して頂いている沢山のスポンサー様、ファンの皆さん、そしてプラスワンの松永氏を始めチームの皆に感謝しています。
引き続き応援宜しくお願い致します。