例年より2週間遅く、桜満開のモビリティリゾートもてぎで全クラスが開幕する。
昨シーズンネガティブ要素だった車体。今年はフレームのディメンションを見直しており、またエンジンの方も改善されていてシーズンオフから順調にテストを行っている。
開幕直前の合同公開テストではまずまずの滑り出し。
レースウィークは通常より1日早い木曜日からのスケジュール。
レースウィークに入りレース用のエンジンが少し元気がなかったのだが、セッションをこなしながらセットアップも進み改善されてきた。
30分間で行われる公式予選。 金曜日までよりフロントにハードスプリングをセットし予選に出走。まずは先行車を抜いていくような形で周回を重ね6番手タイム。
予選中盤で一旦ピットに戻り、ECUのセットアップを微調整しコースに復帰。
その後のタイムの更新はなかったものの2'01秒前半のアベレージを刻む。 予選の結果は7番手となった。 2024年の開幕戦は3列目からのスタートとなる
8時00分から15分間のウォームアップ走行。
予選よりリアの車高を下げた事が功を奏し、アベレージタイムも上がり3番手タイムで終了。
尻上がりに調子が上向き、決勝レースに期待が持てる。
10時15分J-GP3のレースがスタート。しかしオープニングラップから波乱の展開となってしまう。
徳留は3列目アウトサイドからまずまずのスタートを切り7番手で1・2コーナーを通過。ストレートを経て続く3コーナーから4コーナーの間で松島が大きくリアタイヤを滑らせ転倒。
真後ろを走っていた徳留は激突を避けるためマシンを自ら転倒させる。
これがハイサイドとなりマシン・ライダー共にコース上に残ってしまうが、運良く後続に轢かれる事なく、マシンに駆け寄り再スタート。
そのままピットに帰って来るかと思いきや、ホームストレートを通過。その後は本来のペースは無いものの、完全単独の16位で周回を続ける。
ダメージを負っているはずのマシンながら、徳留は周回を重ねるごとに徐々にペースを上げていく。
終盤にはベストの2.5秒落ちまでタイムを回復させる。
レースも残り2周で追いついた墨をパス。
最終的には14位でチェッカーを受け貴重な2ポイントを獲得。
転倒に巻き込まれたのはとても残念ですがレースを走り切れて良かったです!
転倒でのダメージは大きく、レースを諦めかけました。車体はハンドルやステップ周りだけでなく、フロントフォーク周りが大きく歪んでおり、特に右コーナーでは全く曲がらなくなっていました。 それでも何とか不具合を理解し、追い上げることが出来て2ポイント獲得出来たのはとても良かったです。ピットレーンではチーム皆が後押ししてくれてたし、チェッカー受けた後は、コース一周にかけて沢山の観客の皆さんとオフィシャルさん達が健闘を称えて手や旗を振って下さりとても嬉しかったです。 思うような結果が残らなかったのは確かですが、マシンもライダーも調子良くなってきているので、今から次のSUGOがとても待ち遠しいです! 優勝と表彰台を目標に掲げ、少しでも僕が速く走れるようにと試行錯誤しマシンを仕上げ、支え続けてくれたチームの皆に感謝したいです。 株式会社マルマエ様始め、今年もサポートしていただく沢山のスポンサー様方、応援して頂いたファンの皆様 ありがとうございます。 引き続き応援宜しくお願いいたします。 次戦 5月25/26日スポーツランドSUGO(宮城県) | ![]() ![]() |